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近郊の里山を歩くと山頂に三角点と刻まれた御影石に出会う。 山歩きを始めたころは別段気にもとめなかったが、山歩きの先輩達のホームページを拝見する中で、「三角点を探訪する」という楽しみ方を知った。国土地理院のホームページには、各地の三角点の場所を詳細に記録した「点の記」が公開されており、これが宝捜しの地図に様に思え、三角点を訪ねることが、私の山歩きになくてはならない楽しみになった。
当初は、地図の読み方が下手だったこともあり、三角点を発見できず悔しい思いをしたこともあったが、GPS「ガーミン」や地図ソフト「カシミール」を利用することで、たった一人でも、安心して三角点に会いに行くことができるようになった。ITに感謝したい。
 観石万歩プロフィール
こんな人 週末には日の出とともに家を出て、リュックを担いで近郊の里山へ。石の塊(三角点)を探して喜んでいる兵庫県伊丹市在住のちょっと凝り性の還暦男性
万歩の
きっかけ
昨今の嫌煙ブームに負け50歳で禁煙した。
途端にお腹に変化が現れ、スーツを全部作り変えた。

よくある話で医者に運動を勧められ、たいした決意もなく歩き始めた。
近くのスーパーなどへは自動車を使わず歩いた。
自宅の近くが物珍しかった。
少しずつ距離を伸ばしたころ、万歩計を知り、歩数を記録した。
この記録を伸ばすため歩いた。

1時間かけて宝塚市の中山寺まで歩いた。ここは奥ノ院や中山最高峰などへの中山ハイキングコースの始点で、リュックを背負った中高年ハイカーが多い。そう言えば若い頃に会社の先輩に六甲最高峰へ連れて行かれたことを思い出す。

中山ハイキングコースにチャレンジ。しかし、あえなく夫婦岩で限界、引き返す。
悔しくて翌週に再チャレンジ、今度は奥之院まで登れた。やったい。
違うルートでも登ってみた。しんどいが達成感がある。山頂からの眺めもすばらしい。
尾根道は軽快だ。歩数も稼げる。簡単に1万歩を超える。歩数の記録が伸びる。

リュック を買った。家内からはトレッキング・シューズ をプレゼントされた。

歩くしかない。週末万歩が始まった。
観石の
きっかけ
毎週のように伊丹近郊の里山に行った。
中山山系は手軽でいい、朝6時に家を出るとお昼前に帰ってこれる。午後は買い物など家内の手伝いもできる。50才を越えると早起きは苦にならないので、1日を有効に使った気分になれる。

六甲山系は絶景だ。瀬戸内海の景色が良い。明石大橋は何度見ても見飽きない。整備されたハイキングコースも多い。
毎週、ホームページで山をチェックした。すばらしいホームページがたくさんある。読んでいると行きたくなる。ここも行きたい、そこも行きたいになった。

こんな中、ホームページの中に三角点の記載があり、国土地理院のホームページや三角点案内資料「点の記」を知った。
能勢の剣尾山に行くのに、剣尾山近くの三角点も寄っていこう考え、点名「稲地」、「今谷」、「城山1」、「行者山」などの「点の記」をプリントし持参した。
見つからない。「点の記」があれば簡単に発見できると考えていたが甘かった。見つかったのは「城山1」だけだった。クッソー。

帰ってホームページを見直した。有名な山の三角点はホームページで紹介されているが、小さな里山の三角点の紹介はない。
こんな時、GPSを知った。これがあれば、どんな三角点も探せると思った。だが高価である。

携帯電話にGPS機能が付いた。これだ!。これなら安い。携帯電話を買い換え、早速、里山へ。 残念。 山の中ではFomaのアンテナが立たない。GPSが使えない。クッソー。

結局、10万円以上するガーミンGPSを買った。
すばらしい。今どこに居てるかが明確だ、目的地(三角点)までの距離も正確に分かる。歩いた軌跡も残せる。

観石万歩が始まった。
マイHPのきっかけ 見つけた三角点が100個を超えた。一応、写真も撮ってある。
苦労して発見した三角点も多い。私にとって大切な記録である。整理しないといけない。
三角点を探すことを趣味にしている三角点ハンターも多いようだ。こんな人の参考になればと考え、三角点にたどり着く道順を紹介したいと思った。

2007年10月1日、ホームコースである中山山系のハイキングコースと三角点調査をメインテーマとした、マイ・ホームページ「観石万歩・伊丹近郊山歩き」をスタートした。

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